特定非営利活動法人 GNC Japan

2007年GNC青森県車力スタディーツアー概要報告

実施日程:2007年5月18日・5月19日
ツアー参加者:
トガーさん 男性 千葉大学3年生(現在日モンゴル留学生会代表)
デルメさん 男性 一橋大学4年生(前在日モンゴル留学生会代表 現役員)
ダシカさん 男性 東京大学3年生(現在日モンゴル留学生会役員)
オルホンさん 女性 東京農業大学大学院
エルヌルさん 男性 東京農業大学大学院
西貝雅人さん(行フリーカメラマン)
宮木いっぺい<GNC代表) 、矢野明子<GNCスタッフ)

2004年以来、3年ぶりに在日モンゴル留学生5人と共に旧車力村(つがる市車力)を訪問しました。
最近では、地球温暖化など地球規模の環境問題の解決の必要性がテレビで 連日のように流れるようになりました。そのような折、GNCが毎年ハワリンバヤル(モンゴルの春まつりという意味)開催で協力している在日モンゴル留学生会の今年度の役員メンバーたちは自分たちの手で 母国において、環境問題についてなにか目に見える形でのアクションを起こしたいと強く思い始めるようになりました。
そこで、GNCとして、車力スタディーツアーを企画し、是非、彼らに旧車力村の厳しい環境、(寒冷地、強風による砂の移動、やせた土壌など)を乗り越えて、遠く江戸時代より試行錯誤を重ね、農業を充実させるためにたゆまぬ努力を続けている姿勢、特に、この村の生命線といえる何重にも植樹された見事なクロマツの防風林帯を実際に目にする機会を提供したいと考えました。
車力には過酷な自然と闘わなければならない彼らの母国、モンゴル国にとって、見習うべき多くの点があり、このツアー中の体験を通して、彼らが母国でアクションを起こすことの意義をより深く理解し、その想いを強めてくれることを期待します。

5月18日

 
(左)呑龍岳展望所 日本海 屏風山(クロマツ防風林帯) しじみの産地・十三湖を一望できます
(右)日本海からの強風をまず食い止める、犠牲林といわれるクロマツ林、こんな傾いています

 
(左)GNC理事松橋さんの畑見学 夕食用の野菜調達、 
(右)車力の畑は すべてこのように黒松の防風林に囲まれています

 
高山稲荷山神社参拝

 
クロマツ苗畑見学 車力の人々の生活を守るため防風林の管理は何より重要です。

 
つがる森林組合の方に 屏風山山火事緑の再生記念植林地を案内してもらいました

 
この地帯が再びヒバほか数種類の雑木林として蘇るのに30年あまりかかるそうです

 
(左)故成田村長の銅像を見上げる留学生デルメさん
(右)海岸に立てられた しゃりきサンセットドームで 勉強会&懇親会

 
(左)旧車力村のみなさん、 モンゴル国へはみなさん3回以上は訪れているとのこと
(右)留学生たちの自己紹介 乾杯 トクトイ

 
(左)台丸谷さん(旧車力村役場国際交流課勤務)に
「旧車力村のモンゴル国への稲作支援」ついてお話してもらいました。
(右)成田博さん (モンゴル国への稲作支援に力を注がれた故成田佐太郎村長のご子息 
   現つがる市市議会議員)より歓迎の挨拶

5月19日


故成田村長宅訪問  お仏壇お参り&ツアー勉強会(GNC活動の紹介)

 
「記念挿し木」 故成田村長が植林した柳の防風林の枝の挿し木をしました
次回の車力訪問時には、きっと大きく生長してることでしょう。

お楽しみ周辺観光

 
(左) 竜飛岬まで足をのばしました。
(演歌 「津軽海峡冬景色」の歌詞に出てくる竜飛岬北です。
(右)日本唯一 階段国道339号線

 
(左)青函トンネル記念館 実際の海底トンネル工事現場跡見学
(右)2万5千前の埋没林


五所川原 立佞武多(たちねぷた)館見学

参加留学生感想

トガー(ムンフトゥグ-)さん
在日モンゴル留学生会 代表(千葉大学3年)

日本に留学している私たちをいろいろな点で支えているGNCの皆さんが、今回の旅の企画を作ってモンゴルの留学生たちを招待した上で、私が「青森県車力村スターディーツアー」に参加しました。最初からこの旅の目的は何かを知らず、ただ参加することになりました。
GNCの矢野さんは日ごろから留学生の私たちがお世話になっている方で、このたびに誘ったのですぐ「行きます」と答えた。最初は、車力村にて、植林を見に行くことだけ分かっていました。それで、旅に立ちました。
そして、私たちの国のため今までいろいろな活動し、モンゴルの大自然、其の森を取り戻すために皆さんがどれだけがんばっていることを、今回の旅で知りました。本国モンゴルに木を植えながら、いろいろな活動しているにも関わらず、日本に留学している私たちにもモンゴルの大自然の破壊を防止するため何をすればよいかなど様々なアイディアを教えてくれました。さらに、それが本当に母国を愛することの意味だと分かりました。
そして車力村の人工森林を見て私は人間とはすばらしいいと感じました。本当に努力すれば、思った通りの良い結果が出ることが車力村の皆さんの200年間ぐらいの自然(森)をつくる自然との闘いから分かりました。
今回皆さんに教えてもらった知識を物し、自然を大事にし、随分破壊されている自然を取戻すためや森林伐採を防ぐため、自ら木を植えて、熱心で頑張って、見守って生きたいと思います。応援よろしく御願いいたします。
最後に「車力村スターディーツアー」に参加できる機会を与えてくれたGNCの皆さんと車力村の皆さんに心から感謝の気持ちを申し上げたいと思います。
皆さん誠に有難う御座いました。私たちの友好関係は今回で終わるわけにいけないと思います。皆さんと長い間、付き合い、仲良く活動しながらモンゴル人と日本人の交流を図って、お互いに頑張って生きたいと思います。

今後とも宜しく御願いいたします。

ダシカ(ダシツェレン)さん
(東京大学法学部3年生)

この間大変お世話になりました。凄く楽しい見学をさせていただきました。
本当にありがとうございました。
今回の車力スタディツアーは私にとっていろいろと大変良い勉強になりました。
厳しい自然環境を乗り越えて、自然を愛する車力村の姿勢でいろいろ環境問題抱いているモンゴル人である留学生の私たちにとっていろいろな見学ぶべき点がたくさんあったとおもいます。
車力村の生命線と言われる森を見て、人間と森つまり人間と自然の共存をもう一度考えるべきじゃないかということを再び実感した場でした。確かに発展途中国であるモンゴルでは経済成長を優先とする傾向がよく見られるが、本当に自然を大切にし、それを次世代に対し伝えるのは現世代ー私たちの義務で、これから森つまり環境の大事さを積極的に訴えていきたいです。
これからのモンゴルでの活動にも積極的に今回の見学のことを参考及び取り込みして生きたいとおもいます。
成田元村長が植えた小さな種がここまで根強い木になったように私はモンゴルー日本友好関係の架け橋になって頑張っていきたいと思います。

今後も大変お世話になると思いますので、今後とも宜しくお願います。

デルメ(バトデレム)さん
一橋大学商学部関ゼミ4年

青森県つがる市(旧・車力村)へモンゴルで植林活動を展開しているGNCの方々といってきました。地元の優しい人たちと自然という教室で触れ合い、学び、考える機会に恵まれました。
GNCについて以前から知っていましたが、なぜ旧・車力村へ遠出するかという疑問が当初からわきました。しかし、そもそもモンゴルで活動を開始する出発点に当時村長であった成田さんとの出会いがあったことが分かってきました。行く前に「モンゴルで米ができた日」という本などを読み旧車力村のみなさんとモンゴルの付き合いがどこよりも早く進んでいたことが分かりました。
自然と共存するため努力し、冷たい風から守ってくれる植林までに成功した感動の話がきけました。そこで今の自分に何ができるのだと改めて考えました。日本にきて多くを知ることができましたが、具体的に国にどういかせるかが自分の課題でもあります。
大自然の国モンゴルが今後もその姿を将来に残すため色々な努力が必要とされています。そこで自分の役割しっかりみつめていきたいと思いました。

皆さんにお世話になりました。改めて感謝致します。

▲ページの先頭へ