特定非営利活動法人 GNC Japan

トンジナルスの概要

トジンナルス(モンゴルSelenge県Altanbulag郡Tujiin nars地域)

トジンナルスマップ

緑は残存した森林エリア、 ピンクは火災、伐採被災跡地、(火災の原因は90%が火の不始末による人災)
青いラインは現在植林を進めているエリア

(Q1)総面積は?

46500ha 国によって保護地区に指定されている。アカマツ単一林 平地

参考:モンゴル国全体の森林は約1,281万ヘクタール(1998年、自然環境省)あり、国土面積の8パーセントを占めてる。
日本の森林面積は約2,515万ヘクタール(2000年、林野庁)で、国土面積の68パーセントを占めている。

主な樹木は 多い順に述べると・・・・

  1. シベリアカラマツ(75%)
  2. ヨーロッパゴヨウマツ(12%)
  3. ヨーロッパアカマツ(7%)
  4. コウアンシラカンバ(6%)のほか、ポプラ、ニレ、シベリアトウヒ、シベリアモミ、ヨーロッパヤマナラシ
    (自然環境省)
Q2)森林の残存面積は?

85年、89年、92年、96年の大火災で、約70%(32000ha)が被害にあう。

残存するアカマツ天然林
残存するアカマツ天然林

天然のアカマツ
残存する樹齢100年以上のアカマツ

表皮が炭化しているアカマツ
火災の跡が生々しく、表皮が炭化しているアカマツ

参考:1996年の森林火災ではモンゴル全体で約236万ヘクタール(1996年、国防省公安局)の森林が被害を受けた。
1973~1995年の23年間の被害面積約430万ヘクタール(年平均19万ヘクタール)に比べ、12倍以上の規模であった。
1990年代に火災が深刻になり、特に1996年春は小雨と極限の乾燥状態となったため先例のない被害となった。

(Q3)自然回復可能な面積は?

およそ6800ha

自然再生したアカマツ林
自然再生したアカマツ林 

1985年に植林したアカマツ
1985年に植林したアカマツ林

(Q4)植林の必要な面積は?

20000haで、政府により2002年より10年間で 完全に回復させることを目標としている。

(Q5)いつから植林を始めましたか? 

1973年からスタートした。
2002年からは年間2000ha~2500ha植林することを目標としている。 

(Q6)今後の植林計画は?

予算としては国が70%、地方が30%負担 年間2000ha~2500haの植林を目標としているが実際は1500haに止まっている。 外国からの資金援助はプラスの事業となる。 外国の植林支援としては2000年にオランダ、 2003年、韓国などが実施している。 植林のための費用としては1ha 3000本の植林に対し 15万トゥグリク(約15000円) 390haの植林に100人で15日間、およそ1haの植林作業は4人で1日 (日本に比べ非常に効率がよい 日本の場合1ha 45人で1日) 活着率は70~80% 5メートルほど(種が採れるまで)に育つのにおよそ20年かかる。春と秋に植林を行なっていく。火の不始末などによる火災を防ぐため 4月~7月 9月~10月 は森林内立ち入り禁止処置をとっている。トジンナルスは国の保護地区であるので、他の場所に比べ、守られている。

GNCとしては、毎年5月のツアーで10ha 30,000本を現地の人々と共に植林していく予定。
(できればその規模を徐々に拡大していきたい)

参考: モンゴルの植林事業は1970年代にはじまり、1975年の275ヘクタールから年々拡大し、1998年には5,300ヘクタール行われている。 植林する木の種類はカラマツが殆どでアカマツはセレンゲ県で多く植えられている。(自然環境省)

(Q7)苗畑(森林動物センター管理のものについて)

苗畑
3haの畑が3つある。 川から水を引き、年間栽培数120万~200万本。
11月にマツボックリから種を採り、春にまき、2年間育苗し2才の苗を植林する。

森林・動物センター 

1924年設立 
現在は国営から民営化されている
職員数20名 作業状況により臨時雇用し、貧困層の生活をサポート。

森林・動物センター長 ジャムスラン(Battumuriin Jamsran)氏略歴 

ジャムスラン氏1943年フブスグル県ツェツェルグ村ブルナイン アスガタン川周辺に生まれ、 
遊牧民の出、9人家族、子供7人、孫6人
1963年セレンゲ県スフバートル市10年制の学校卒業
1968年モスクワ林業技術大学卒業 森林経営専門家
1977年ー1982年 セレンゲ県ツァガーントルゴイ村国立苗床局長
1982年から現在まで森林・動物センター長 森林部門に36年間勤務

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