第3回合同研究&活動報告会  (2003年2月2日)                                                        
                                                                      GNC代表 宮木いっぺい

〜モンゴルとの出会いとその後〜
1996年に初めてモンゴルに行って以来、毎年訪れています。
2001年・2002年は春と秋の2回。
初モンゴルは、子どもたちの笑顔と草原。そして、やるべきことに初めて気付かされる。
けれども、嫌な思いも。(日本人=カネ!志の無いカウンターパート)
その中で、ツオゴさんとボルドさんに出会う。99年に、GNCのモンゴル責任者になってもらう。そこから全てが始まりました。

〜今、GNCがモンゴルでやっていること〜
@モデル農場(環境に配慮した持続可能な農牧業・防風林・苗木畑・GNCゲル・地域コミュニティの核)
⇒継続、拡大、周囲への波及
A第18学校(交流・意見交換・紙芝居・植樹とネームリスト)★教育がとても大切
⇒継続、モデル農場での実習
Bモンゴル国立大学エコロジー教育センター(セミナー・意見交換・植樹)
⇒継続、拡大、共同で啓蒙パンフレット作り
C孤児院(交流・ビニールハウス作り)
⇒継続

〜いつもモンゴルの人々に助けられている!〜
ツオゴさん、バザルドルジ先生のありがたい言葉があるからこそ。残念ながらおカネもヒトも少ないGNC、頼りは人と人との信頼に基づいたつながりである。支援するつもりが助けられている。対等なパートナーシップを育てている。

〜GNCの目指していること、そしてその為の唯一の切り札〜
3つの共存(信頼に基づいた人と人とのつながり、ネットワーク)
@国、民族など人と人との共存。
A自然と人との共存。
B過去、現在、未来の共存。

〜GNCはどこに立っているのだろう(いくつかの選択肢)〜
上下⇔ 対等(パートナーシップ)・・・国と国、人と人との関係性
政府⇔ 非政府・・・手法
国⇔ 地域・・・活動対象
エコノミー追求⇔エコノミーとコミュニティとのバランス(2つの世界の共存)・・・目指す世の中
緊急支援⇔ 長期育成・・・役割

〜良い「わかもの」を見つけよう!良い「よそもの」になろう!そして長いお付き合いをしていこう!〜
大学、各種学校、企業、住民、自治体など、地域の各セクターがネットワーク作り、協同して持続可能な社会を築いてゆく。そこから全体にじわじわと波及してゆく。
その際重要なのは、良い「わかもの」(=ネットワークの核となるリーダー)と、良い「よそもの」(=着火剤、触媒としてのNGO・NPO)である。
信頼できる人を1人でも見つけて長くその関係を育ててゆく。
(例:ツオゴさんやボルドさんを核にして、まずはモデル農場、そしてモデル地区、さらにモデル国へ。実際に成功モデルを見せてゆく事で広く波及してゆくことが期待できる。持続可能な地域作り(競争力のある産業の育成、沙漠化防止、草原復元、森林再生、教育)。

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