2009年モンゴルエコツアー参加者の声(青年海外協力隊)
今年のエコツアーには 初めて 在モンゴル青年海外協力隊員の 篠崎祐士さんと牛嶋久子さんのお二人が エコ教室や学校訪問などに参加してくれました。今後 これをきっかけに モンゴル国各地で活動中の多くの隊員の皆様へのネットワークが広がり お互いに力を出し合って より充実した事業展開へつながっていけるものと大いに期待しております。
今回、私はGNCエコツアーの全日程に参加することは適いませんでした。しかしながら貴重な体験と、私のモンゴルでの活動にあたり、多くの大切なことを学ぶことが出来たと思います。
その中で一番参考になったことは、GNCの活動が現地スタッフとの深い信頼によって繋がっているということです。代表の宮木さんをはじめとするGNCスタッフの方々が、長年に渡り築き上げてきた信頼関係に大変感服致しました。この関係は、モンゴルに対する只ならぬ愛情と尊敬、そして相互理解を重んずる気持ちの表れだと思います。
国際協力の世界では援助側の一方通行に終わる協力というものも往々にして起こり得ます。そこには短い期間で結果を出さなければならない制度としての欠陥や、現地の人とのコミュニケーション不足といったローカルな問題も隠れています。しかしながらGNCの活動はこの点において、「共存」という組織理念に基づき見事なまでに、年月をかけ、本当に役立つ国際協力を実現していると感じました。
協力隊員としての私の活動は2年間と限定されたものであります。現地の問題の大きさから考えると、これは決して充分な期間ではなく、正直何が出来るのか不透明ですらあります。しかし、GNCの活動を参考に、自分で期間や関わり方を制限するのではなく、もっと長い視野でこの国のことを考えてみようという気持ちになりました。
また来年もツアーに参加したいと思います。この度は本当に有難うございました。
モンゴルGNCのエコツアーに参加させて頂き誠にありがとうございました。
エコツアーには部分的に参加をさせていただきましたが、
とても有意義な時間を過ごすことができ、
非常に大きな感銘をうけました。
特に、私が参加させて頂いたバヤンチャンドマニ村での
エコ教室、苗木畑見学などでは、地方における
環境活動の新たな可能性を大いに感じることができました。
エコ教室の後、参加されていた村の人々が自ら口々に
環境の大切さや自分が抱えている環境にまつわる問題を
話してくれました。これは、GNCの活動が人々の心にふれ、
信頼を得ている証だと思います。
私事ですが、私はボルガン県ブレグハンガイ村という
人口約2300人の地方のとても小さな村に
滞在しながらボランティア活動をしています。
地方によって現状や置かれた環境は異なりますが、
予算が少ないことや立地の問題など複雑な事象がからみあい
地方では大きな形をのこす援助を期待する声や
また地方に援助が来ない現状に対して諦めの声が少なからず
あるのが現状です。
そのような中で、村に今までも、これからも住み続けていく人々が
自分たちの思いや悩みを等身大で語り、GNCと協力して
何かをやりたい、応援したいと語られたことはGNCの活動が
着火剤となって人々の心に火をともしていることだと感銘を受けました。
また、一方通行でもなくお人好でもなく、共に敬い理解しあうということ、
そして何よりも強い思いをもち活動をされているGNCの皆さまから
モンゴルでボランティア活動をしている私自身の心にも大きな火が
ともされた素晴らしいきっかけとなりました。
来年も是非エコツアーに参加させて頂きたいと思います。
本当にありがとうございました。