これまでのモンゴルでのプロジェクト経緯

GNCは、1996年の創設当初からモンゴルにて活動を行っています。

1996年

8月15日~22日  第1次モンゴル調査隊派遣

  • チョイバルサン農業試験場およびヘルレン河流域の視察
  • 森林再生活動に関する調査

8月24日~31日  第2次モンゴル調査隊派遣

  • 自然環境省、伝染病院、ウランバートル第1病院の訪問
  • 保健衛生活動に関する調査

9月  第1次、第2次モンゴル調査隊・調査報告会

1997年

6月  青森県車力村取材・研修

  • チョイバルサン市郊外車力村農業試験場周囲防風林植林に関しての打ち合わせ
  • クロマツ防風林&苗畑視察

8月24日~8月31日  モンゴル調査ツアー

  • チョイバルサン市郊外車力村農業試験場周囲防風林植林事業
  • 防風林としてポプラ&サリュウの試験植林
1998年

3月  青森県車力村との打ち合わせ(東京にて)

8月24日~9月2日 モンゴル調査ツアー (顧問田中秀征さん同行)

  • チョイバルサン市郊外車力村農業試験場周囲防風林植林事業
  • 風林としてポプラ&サリュウの植林
1999年

7月30日~8月6日  第1回GNCモンゴルエコツアー

  • チョイバルサン市郊外車力村農業試験場周囲防風林植林事業
  • ポプラ&サリュウ各100本の植林(試験場スタッフ 日本からの参加者)
  • ウランバートル市郊外車力村支援モデル農場(ツォゴーさんを責任者として1999年にスタート)視察
  • 農牧省訪問
  • モンゴル国農業政策のヒアリング

この年、JICA撤退などにより農業試験場が閉鎖され、それに伴い、チョイバルサンにおけるGNCの防風林植林事業も中止となる。
新たに2000年からウランバートル市郊外車力村支援モデル農場の周囲防風林植林を検討。

2000年

4月 ウランバートル市郊外モデル農場周囲防風林植林事業スタート

  • 第1農地周囲防風林試験植林
  • ポプラ100本&ニレ100本 (現地スタッフによる)

7月30日~8月6日  第2回GNCモンゴルエコツアー

  • 自然環境省訪問 モンゴル国の現状ヒアリング
  • ジオエコロジー研究所訪問:環境アセスメントについてのヒアリング
  • 農牧大学訪問: 副学長との面会
  • 農牧大学内見学:農牧大学生との交流会。
  • カラコルム ソ連下で植林されたポプラの防風林見学 : ソ連下で植林されたポプラ防風林の視察

この年、モデル農場内に 宿泊ゲル3棟設置 農場での合宿がスタートする

2001年

3月  「木を植えた男」のモンゴル語翻訳作業 (車力村国際交流員ドルジン氏に依頼)

4月  「木を植えた男」モンゴル語版紙芝居作成

5月5日~12日  第3回GNCモンゴルエコツアー

  • ウランバートル市郊外モデル農場第1農地周囲防風林植林
  • ポプラ450本 (日本からのツアー参加者と現地大学生による)
  • 第76学校訪問:ポプラ記念植樹、紙芝居「木を植えた男」初演
  • 日モ9団体による意見交換会開催 自然環境省にて

8月  加藤登紀子UNEP親善大使、モデル農場視察&交流会

2002年

5月4日~11日  第4回GNCモンゴルエコツアー

  • 第2農地(10ヘクタール)周囲防風林植林のための家畜避け柵作り
    (日本からのツアー参加者&現地大学生による)
  • 第18学校訪問:ポプラ記念植樹、紙芝居「木を植えた男」公演、今後のコラボレーション検討
  • モンゴル国立大学エコロジー教育センター訪問:ポプラ記念植樹、今後のコラボレーション検討

9月14日~21日  モンゴル調査ツアー

  • 第18学校訪問:モデル農場でのエコ教室実施検討
  • モンゴル国立大学エコロジー教育センター訪問:定期的なセミナー開催決定
  • 農牧省訪問:農牧副大臣面会、モンゴル国農業政策のヒアリング
2003年

サーズ流行のため 5月エコツアーは中止

5月 第2農場GNC苗畑でのアカマツ苗4000本植樹 (現地大学生による)

9月13日~20日  モンゴル調査ツアー

  • 第18学校訪問:2004年5月にモデル農場でのエコ教室実施決定
  • モンゴル国立大学エコロジー教育センター訪問:2004年よりエコ植物園造園事業支援決定
  • セレンゲ県スフバートル 森林動物センター訪問:2004年よりトジンナルスでの森林再生事業実施決定
2004年

5月8日~15日  第5回GNCモンゴルエコツアー

  • 第1回エコ教室開催(モデル農場にて 第18学校日本語専攻生徒参加):
    特別授業「日本の公害」「車力村の防風林」、第2農場周囲防風林ポプラ200本植林
  • モンゴル国立大学エコロジー教育センター訪問:セミナー開催
  • エコ植物園造園事業スタート:卒業生たちと記念植樹
  • セレンゲ県スフバートル近郊 トジンナルスでの森林再生事業スタート:10ヘクタール アカマツ3万本植樹

9月18日~22日  愛・地球博 モンゴル国際植樹祭モンゴルツアー

  • 記念フォーラム開催(ウランバートル モンゴル国立大学にて):
    記念講演、日本より友好の証としてモンゴリナラ3鉢贈呈
  • セレンゲ県スフバートル近郊 トジンナルスでの森林再生事業:
    10ヘクタール アカマツ3万本植樹 通算20ヘクタール6万本植樹(現地住民 ツアー参加者による)
2005年

5月7日~14日  第6回GNCモンゴルエコツアー

  • 第2回エコ教室開催 (モデル農場にて 第18学校 第108学校日本語専攻生徒参加):
    特別授業「日本のゴミ問題」:アニメ 「木を植えた男」上映(日本語版)、ハウスでのポプラ挿し木栽培&鉢植え
  • 第108学校訪問:記念植樹、今後のコラボレーション検討
  • モンゴル国立大学エコロジー教育センター訪問:セミナー開催
  • エコ植物園造園事業 卒業生たちと原生植物の記念植樹

6月  日本・モンゴル友好植樹会  橋幸夫さんと共に第18学校内でのポプラ記念植樹

9月17日~24日  第7回GNCモンゴルエコツアー

  • 第3回エコ教室開催(第18学校にて);特別授業「ダイオキシン」
  • モンゴル国立大学エコロジー教育センター訪問:エコ植物園開園式 卒業生たちと原生植物記念の植樹
  • 第108学校保養施設訪問:温室作り支援決定
  • セレンゲ県スフバートル近郊 トジンナルスでの森林再生事業:
    10ヘクタール アカマツ3万本植林 通算30ヘクタール9万本植林(現地住民 ツアー参加者による)

10月  アニメ 「木を植えた男」モンゴル語版制作完了 (現地スタッフによる)

モンゴリナラのドングリ送付
前年贈呈した3鉢のうち 1鉢が生育11月 GNCモンゴルオフィス開設

2006年

5月 セレンゲ県スフバートル近郊 トジンナルスでの森林再生事業

  • 20ヘクタール アカマツ6万本植林 通算50ヘクタール15万本植林(現地専門家、学生ボランティアによる)

5月7日~14日  第8回GNCモンゴルエコツアー

  • 第4回エコ教室開催 (モデル農場にて 第23学校 第108学校日本語専攻生徒参加):
    特別授業「日本のゴミ問題」、アニメ「木を植えた男」(モンゴル語版)初上映、第2農場GNC苗畑にアカマツ苗200本植林
  • モンゴル国立音楽舞踊学校訪問:アカマツ 樅の木 記念植樹、音楽リズム庭園造園事業支援決定
  • モンゴル国立大学エコロジー教育センター訪問:セミナー開催
  • エコ植物園造園事業  卒業生たちと原生植物記念の植樹
  • ジオエコロジー研究所訪問;沙漠化防止ポスター共同作成決定
  • バヤンチャンドマン村訪問:新GNC苗畑事業の検討

モンゴリナラのドングリが発芽

9月17日~24日  第9回GNCモンゴルエコツアー

  • 第5回エコ教室開催(第18学校にて):特別授業「日本の公園」、アニメ「木を植えた男」(モンゴル語版)上映
  • モンゴル国立大学エコロジー教育センター訪問:セミナー開催、アニメ「木を植えた男」モンゴル語版)上映
  • バヤンチャンドマン村訪問:新GNC苗畑事業の検討
  • セレンゲ県スフバートル近郊 トジンナルスでの森林再生事業:GNC各植林地視察&定点観測
  • スフバートル森林動物センター訪問:アニメ 「木を植えた男」(モンゴル語版)上映
  • モンゴル国立音楽舞踊学校訪問:音楽リズム庭園造園事業  アカマツ 樅の木 記念植樹

10月 音楽リズム庭園造園事業 遊歩道づくり着手

今後のGNC事業予定新事業

  • 音楽リズム庭園造園事業支援 2007年~2009年;
    野外ステージ 噴水造成、完成後は 野外コンサート開催
  • バヤンチャンドマン村GNC苗畑事業支援 2007年~2009年:
    ポプラ 楡 アカマツ などの苗木栽培→公園作り 街路樹植樹 校内緑化事業支援に利用、
    果樹の苗栽培 → ゲル地区の緑化支援、
    エコ植物園の学術的に価値あるモンゴル原生植物のバックアップ用苗の育苗
    将来的には 苗木販売で現地活動資金源となることを目指す
  • 第18学校 花壇作り&教室内でのプランター栽培:出来る範囲で 支援を検討

継続事業

  • セレンゲ県スフバートル近郊 トジンナルスでの森林再生事業:
    植林面積の拡大を目指す  新たに募金による「共存の森づくり」スタート。まずは100万本植林達成を目標に。
  • 愛・地球博 モンゴル国際植樹祭での記念植林地の管理:
    植林地の定点観測など記録に関しても充実させていく
  • エコ植物園造園事業:
    モンゴル原生植物の収集&植樹、
    温室を利用し 鉢植えなどの直売を検討 → 安定した植物園維持費獲得目指す、
    モンゴリナラ記念林の実現
  • モデル農場での防風林植林と育苗:
    毎年5月に開かれるエコ教室の植林体験として農場周囲の防風林の完成を目指す。
    苗木は既に農場内に生長している ポプラの挿し木栽培により調達していく。
    第2農地内のGNC苗畑を充実させていく。
    完成後は防風林の防風効果、保水効果など科学的データーを記録していく。
  • 沙漠化防止ポスター共同作成&アニメ 「木を植えた男」(モンゴル語版)上映会:
    各校 5枚 幼稚園 公的機関に配布、
    環境分野専攻の学生による各校でのアニメ「木を植えた男」の上映会とエコ教室の実施につなげていく。
  • アニメ 「木を植えた男」(モンゴル語版)のテレビ放映の検討