エコ教材づくり

 GNCは、エコ教材づくりを進めています。

エコ教材づくりの途中経過報告

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エコアジア大学の皆さん 2001年、ウランバートル郊外のモデル農場の宿泊ゲルでの合宿に現地大学生(当時はエコアジア大学生が中心:左写真)が参加するようになりました。そして、防風林植林や交流だけでなく、なにか共に学び、社会に広めていけるような活動がしたいという話になり、環境分野専攻の学生たちが中心であったことから、環境ポスター作り案が浮上してきました。その後、2002年~2003年と彼らのリーダーを中心にポスター作りに取り組んでもらいましたが、完成前に卒業を迎えてしまい、完成には至りませんでした。

 

 

 モンゴル国立大学エコロジー教育センターの専門家の皆さん その後、定期的なセミナー開催やエコ植物園造成などで協働してきたモンゴル国立大学エコロジー教育センターの専門家の方たちと新たにポスター作りに取り組むことになりました(右写真)。2004年にはポスターの原案が提示されましたが、その内容はかなり専門的で、ポスターというよりはむしろ百科事典から抜粋したようなレベルの高い参考資料といったものでした。

 GNCはポスターのイメージとして、小学生低学年の子供たちが興味を持って見てくれるような、ごくわかりやすいものを描いていました。日本の漫画に登場するような愛くるしいキャラクターを登場させたらよいのではないかなど説明したところ、モンゴルにはそのような感じのポスターは存在していないようで、なかなかイメージが湧かないとのことでした。
  そのため、キャラクター登場の部分に関しては日本のGNCが担当し、モンゴルの環境事情、写真などのデータ収集はモンゴル側が担当するという、日・モ協働してのポスター作りが再スタートしました。

 しかしその後、センター長、担当専門家、全員交代という事態となり、引継ぎもうまくいかず、ポスター作りは再び暗礁に乗り上げてしまいました。ただその間 日本側のキャラクターの決定、ベーシックなレイアウトはほぼまとまっており、あとはモンゴル側のデータ、掲載写真などのコンテンツを収集すればよいだけの状態になっていました。

  その後、たまたま2006年5月のエコツアー直前、ハワリンバヤル“2006でGNCと共に財政を担当した留学生のボルギルさんが彼の友人のお父さんがGEOエコロジー研究所というところで働いてるので、ツアー中、もし時間があるようでしたら是非、たずねてみてくださいとその連絡先を教えてくれました。その人はジャルバーさんという方で、沙漠化研究部門のトップであり、GNCのトジンナルスでの森林再生事業のカウンターパートである森林動物センター長のジャムスランさんとも古くからの知り合いでした。さらに2005年秋より GNCモンゴルの森林専門家スタッフとして活動に参加し始めたアムガーさんの勤務先の上司でもありました。

ボルギルさん ジャルバーさん
(左写真)右側の人物がボルギルさん (右写真)中央の人物がジャムラーさん

 そのような経緯から、ポスター作りはGEOエコロジー研究所とGNCの協働事業というとてもよい形で再開することになりました。現在(2006年11月)、最終チェックを行う段階まで来ています。来年(2007年)には モンゴルの多くの学校 幼稚園などに配布できる予定です。

GNCモンゴルオフィスで 文章チェックを綿密に打ち合わせ 真剣に写真選び(GNCモンゴルスタッフのアムガさん&ノヨさん)
(左・右写真)GNCモンゴルのオフィスで真剣に写真選び

 ポスター完成に向けてキャラクター原案作成・森泉恵理さん、レイアウトデザイン・西貝宏美さん、モンゴル語への翻訳作業アシスト・留学生のオユンさんの多大なご協力を得ましたことを感謝いたします。

オユンさん キャラクターの原案
(左写真)モンゴル語翻訳アシスト オユンさん 
(右写真) 森泉恵理さん作成のキャラクター原案

 ポスター完成後は 環境分野専攻の学生たちにより配布先でのエコ教室とアニメ「木を植えた男」の上映会をできるだけ実施していく新たなプロジェクト立ち上げにつなげていきたいと考えています。

実物大のテストプリント第1号
実物大のテストプリント第1号