第15回 NGO合同研究&活動報告会を開催しました

第15回 NGO合同研究&活動報告会

【開催日時】

 2016年 6月12日(日)15:00~17:00

【プログラム】

  1. 開会挨拶

  2. 各団体報告(以下参照)&質疑応答

  3. 意見交換

  4. 閉会挨拶

【発表団体】
『特定非営利活動法人GNC Japan』
活動地:モンゴル国・日本国
E-mail: kyouzongnc@gmail.com http://www.kyouzon-gnc.com

発表者:小川安里氏(事務局)
テーマ: 2016年活動報告

GNC Japan がモンゴル国セレンゲ県トジーンナルス(果てしないアカマツ林)に植林を始めてから、 今年で12年目となりました。1980 年代~1990 年代の大規模な山火事により、被害に遭った32,000ha(森林全体の70%)跡地に、20ha、50,000本の植林を実施しました。2016年までに、546haの土地に、147万本の植林をしました。

2016年度は、現地のモンゴル人スタッフが植林に関する手配全てを行いました。日本人スタッフは、予定と終了後の報告のみとなり、これまでのように植林に立ち会うという方法は取りませんでした。GNCモンゴル人スタッフが中心となった植林実施は初めてだったため、細々としたな問題点はありました。しかし、9月のモンゴルスタディツアーでの現地打ち合わせ及び視察で、来年度へ向けてのより良い方法を話し合います。

【発表団体】

『一般社団法人地球緑化クラブ』
活動地:中国モンゴル自治区モウス砂漠、モンゴル国セレンゲ県

http://www.ryokukaclub.com

発表者:原 鋭次郎氏(地球緑化クラブ 代表理事)

テーマ:「モンゴルでの新規緑化事業 生態混交造成プロジェクト~セレンゲ県マンダラ蘇木トングリ村~」について

<トングリ村にて活動を始めた経緯>

・中国人モンゴル族スタッフ2名による現地視察

・トングリ村のコミニュティーグループから支援要請「村の近郊にある山々の木々は違法伐採により、山がはげ山化した、かつての生態系豊かな森を取り戻したい」 表土が流出または風食する前に緑化が必要、土地250haを無償で借り保護を開始、保護は出来ても回復させることが出来ない。

・2015年5月に植林活動、はげ山を生態混交林にするため複数種の苗木を植栽

<2016年春の活動と今後の活動予定>

・高木:カラマツ、シベリアマツ(2年生)

・低木:ニンティアオ、エゾウワズミザクラ(1年生)

・自然繁殖:シラカバ、他

<育苗事業>

・温室の準備

・高木類のポット苗

・低木類の播種

<小学校での環境教育>

・GNCの矢野さんから頂いた絵本を活用

・トングリ村の将来を描いてもらう

[中国モンゴル自治区モウス砂漠での活動開始]

・これまでに活動していたクブチ砂漠に最も近い砂漠

・人為的に砂漠化した地域

・新たに臭柏(シュウハク)を用いた生態混交林の造成

<新しいソーラー発電の可能性>

・ソーラーフェニックス㈱が開発したソーラーシェアリング

・グッドデザイン賞を受賞

・中国支社の社長と共に既存の発電所を視察

・中国やモンゴル国で地産地消の小規模発電所を目指す

参加していただいた皆様、ありがとうございました。

 

ネットワーク部