第17回 NGO合同研究&活動報告会を開催しました
第17回 NGO合同研究&活動報告会
【開催日時】
2018年6月10日(日)15:00~17:00
【会場】
東京都港区南青山2丁目2−15 ウィン青山内
ワンストップビジネスセンター青山本店 会議室
【プログラム】
1.開会挨拶
2.各団体報告(以下参照)&質疑応答
3.意見交換
4.閉会挨拶
【発表団体】
『一般社団法人地球緑化クラブ』
活動地:中国モンゴル自治区モウス砂漠、モンゴル国セレンゲ県
発表者:原 鋭次郎氏(地球緑化クラブ 代表理事)
テーマ:「モンゴルでの新規緑化事業 生態混交造成プロジェクト~セレンゲ県マンダラ蘇木トングリ村~」について
<トングリ村にて活動を始めた経緯>
・中国人モンゴル族スタッフ2名による現地視察
・トングリ村のコミニュティーグループ「イエテン」から支援要請「村の近郊にある山々の木々は違法伐採により、山がはげ山化した、かつての生態系豊かな森を取り戻したい」 表土が流出または風食する前に緑化が必要、土地250haを無償で借り保護を開始、保護は出来ても回復させることが出来ない。
・2015年5月に植林活動、はげ山を生態混交林にするため複数種の苗木を植栽
<2016年から2018年に行った植林活動>
・高木:カラマツ、シベリアマツ
・低木:ニンティアオ、エゾウワズミザクラ
・育苗:カラマツ、シベリアマツ、ニンティアオ、エゾウワズミザクラ
<2018年春以降の予定>
・高木:カラマツ、シベリアマツ
・低木:ニンティアオ、エゾウワズミザクラ
・自然繁殖:シラカバ、他
<育苗事業>
・高木類のポット苗及び実生からの育苗
・低木類の播種、育苗
<小学校での環境教育>
・GNCの矢野さんから頂いた絵本を活用
・5年生を対象にトングリ村の10年後を描いてもらう、一緒にモンゴル国へ来た日本人が気に入った絵を選び、1枚3,000円で購入する。
・一緒にモンゴル国へ来た日本人が文房具を1万円分寄付(1人あたり1,000円)
・協力企業に選考してもらい、3名にカバンなどの賞をあげる
[中国モンゴル自治区モウス砂漠での活動開始]
・これまでに活動していたクブチ砂漠に最も近い砂漠
・人為的に砂漠化した地域
・新たに臭柏(シュウハク)を用いた生態混交林の造成(砂漠の進行を止める)
・植林用に直径30cmのドリル購入、価格は5万円、作業の高速化
・肥料入りポットに苗木を入れる、倍以上の活着率(1000枚/100円)
[乾物ドライカレーパンプロジェクト]
・料理研究家が中心となりスタート
・今年から6月第1土曜日は「乾物カレーの日」
・売り上げの一部を砂漠緑化活動に活用
・乾物ドライカレーパン以外に乾物カレーも対象
・協力店舗2017年36店舗→2018年54店舗(カレー販売店) 協賛企業4社
【発表団体】
『特定非営利活動法人GNC Japan』
活動地:モンゴル国・日本国
E-mail: kyouzongnc@gmail.com http://www.kyouzon-gnc.com
発表者:高橋 京子氏(事務局長)
テーマ:2018年活動報告
GNC Japan がモンゴル国セレンゲ県トジーンナルス(果てしないアカマツ林)に植林を始めてから、 今年で14年目となりました。
2017年までに、579haの土地に、154万本の植林をしました。
【今後の展望】
•幼稚園での教育を拡大
•エコロジー教育センターと協力して、市民への環境教育を普及
•ごみ問題など、生活に根差した環境事業の模索
•苗畑の自立
•幼稚園、孤児院、学校と協力して農業実習を進める
【今後の植林の課題】
•山火事対策の未整備
•干ばつへの対策
•家畜被害、違法伐採への対策
•植林→間伐→間伐材の活用
参加していただいた皆様、ありがとうございました。
広報・イベント部