2014 年GNC モンゴルエコツアー初参加報告(9月3日~9月7日)
人生初の海外旅行にモンゴル国へ、2014 年GNC モンゴルエコツアーに初参加してきた報告をいたします。
成田空港にて出発前の記念撮影。
初の機内食、チキンかパスタを選択可能、パスタを選択。
MIATモンゴル航空(直行便)にて首都ウランバートルの空港まで5時間半の旅です(日本との時差は-1時間)モンゴル国内に入りますと見渡す限りの草原の光景が広がり、新しい世界へ来たという実感が湧いてきます。
空港から40分ほど車に乗り、ウランバートル市ハンオール地区トーラ村のGNCモデル農場に到着しました。 9月3日の宿泊先はGNCモデル農場
GNCでは2000年より、ウランバートル市トーラ村で持続可能な農場づくりに取り組んでいます。完成したばかりの2段ベッド。
外に設営されているモンゴルの移動式住居ゲルの中には、到着した私たちを歓迎する食事が用意されていました。
モンゴルの伝統料理マントンボーズ等を食べたり、スーティ茶を飲んだり、モンゴルでの民謡を聞いたりと楽しい夜を過ごすことができました。
朝起きて外に出ると、空気が冷たく、とても気持ちの良い農場の光景が広がっていました。
これからセレンゲ県の植林地への視察に出発です.
車で走行する際の注意は路面に凹凸があったり、追い抜く車が多いので反対車線にも注意が必要です。(自分の車の知らせるためにパッシングをしている車が多い)
道路工事が多く、迂回する事が多かったです。羊・牛・馬などの家畜が横断していることもあるので、周りの景色ばかりを見て運転するのは危険です。
移動式住居ゲルの飲食店
移動式住居ゲル、太陽光パネルと衛星アンテナが見える、送電線や発電機がなくともテレビ見れる。
モンゴルで二番目に大きい都市ダルハンにて、昼食と燃料の給油、燃料レギュラーは高額で1リットルで100円ほどするそうです。
1日の平均賃金はモンゴルの通貨で2万トゥグルク(2014年9月現在日本円で1000円の価値)、驚いてしまいました。
初の海外でどうしても慣れないことがありまして、「生水は飲んではいけない」ということです、冷たい水道水で歯を磨いていると飲みたくなりますが、我慢してミネラルウォーターを携帯してぬるくても飲んでいました、飲食店でお茶が出されますが、沸騰されていればいいのですが、水出しのお茶はお腹を壊す可能性があります。
食事はレストランで、6000トゥグルク位あれば食べれました(2014年9月現在日本円で300円の価値)
町でよく見かける犬、ほとんどが野犬で狂犬病の可能性もあり、触ったりしてはいけないとの事、なぜ襲ってこないのか?と疑問に思っていたら、子犬のころから人間に近づかないよう教育を受けていると聞きました。
草原の中にトイレがありました、だいたいは屋外で開放的なトイレです、持ち物リストの中にトイレットペーパーがありました、お腹を壊した場合を考えて2個位は持って行った方がいいです、トイレに紙があるかは分かりませんし、紙があるトイレでも予備はありませんでした。
貨車が長い列車
町を見渡すとオリジナルな建物が多かったです、建築途中でも設計変更が多いそうで、日本の住宅のように似たような建物が少かったです。
途中で塩の湖を見るために休憩
塩の湖にて
エコ授業で日本とモンゴルの川の違いを発表するために川の水を採取
セレンゲ県に到着、森林・動物センター長のジャムスランさん、植林担当者のトメンナサンの案内で、
2004 年秋の植林地(2005 年愛・地球博のプレイベントの際の植林地)を視察しました。
初めて見るGNCで植林したアカマツの成長にびっくりしました。
松ボックリが出来ていました、どんどん森が再生していってほしいです。
車はさらに移動、四輪駆動の車でないと厳しい道のりです、草原の国モンゴルですがロシア国境付近のセレンゲ県まで行くと、針葉樹林の景色となります。
2014年5月植林地にて、植林をしたGNCスタッフに聞いたところ、雪の中の植林作業で植林地で宿泊しながらだったので寒かったとのこと。看板は鉄製だと盗難される可能性があるため、木製。
2004年植林地に到着して早々に立派に成長しているアカマツ達に驚きました、これが火災で焼け野原になった場所だったのでしょうか?
たしかに焼け野原だった形跡がありました。
小さな苗木からこんなに成長して大きくなり、写真では見ていましたが、実際に見て触り、写真では伝えられないことを知り、感動しました。
2004年の植林当時は焼け野原に看板がポツンと立っていただけだったそうですが、今ではアカマツが成長して看板を見つけるのに一苦労です。
セレンゲホテルに向かう道中で石碑がありました、チンギスハンが族にさらわれた奥さんを見つけた場所だそうです。
セレンゲホテルに到着、カジノかと思いました。
JICA青年海外協力隊の方々も参加してくれた夕食はおいしかったです。
シャワーは温水が出ないので(モンゴル国内のホテルではよくあるそうです)夜に入るのはあきらめました、朝にはやっと出るようになりました。
モンゴルの方はカラオケ好きが多いそうで、日本のようにカラオケ屋(パブ)が多かったです、防音がしっかりしていないのでホテルのカラオケで歌う声が客室まで届きます(モンゴル語の歌)。
ロシアとの国境の先に見える教会、国境が見渡せる丘にて撮影
JICA青年海外協力隊の方々も参加して、セレンゲ県スフバートル市第7幼稚園の視察と植樹にやってきました。
3、4、5 歳の児童が150 人在籍しており、多くの分野で県内最高の実績をあげているそうです、植えている花がきれいでした。
園庭にて撮影
モンゴルの幼稚園はどんな所か期待は高まります
GNC のオリジナル絵本「アカマツの赤ちゃんの夢」を題材にした劇を見せてくれました。
モンゴル人留学生に翻訳してもらった絵本とパズルをプレゼントしました。
マントンボーズをいただきました、新鮮な羊肉を使っていて臭いがなく、肉汁も出て美味しかったです。
園庭の植樹場所と鉢。
先生と園児と植樹をしました、大きくなったらジャムなどに使える木になるそうです。
トゥブ県ジャルガラントの植林地近くの遊牧民の家へ訪問
移動式住居ゲルの中は暖かい
美味しいヨーグルトをいただきました、外では牛の乳を搾っていました。
乗馬もさせていただきました。
ジャルガラントの植林を視察、違法伐採により切り株が目立つ。
ツーリストキャンプにて夕食と宿泊
トゥブ県バヤンチャンドマン村 GNC Mongolia の苗畑視察、アカマツの苗木も育てはじめている。
この日は雨でした、モンゴルではここ近年雨が多くなっているとのこと、気候が変化してきているのか心配になりました。
14時からウランバートル市付属教育作業センターへ行く、その時間までウランバートル市内の観光。
ガンダン寺。 市内の各所に設置してあるゴミ箱。
ウランバートル市青少年育成特別教育センター(旧ウランバートル市付属教育作業センター)
事務局長のボヤントグトフさんから施設の説明を受ました、施設内の見学もさせていただきました。
板橋区印刷関連協議会様から施設に寄付するためにいただいた紙を渡す。
板橋区とモンゴル国の関係について:1992 年に当時紙不足で困っていたモンゴル国にノートや鉛筆を贈った。ノートと鉛筆から始まった交流は、その後、文化交流及び人的交流へと発展した。そして、こうした交流をさらに発展させるために、1996年10 月モンゴル国文部省(現教育・文化・科学省)との間で「文化・教育交流協定」を締結した。
モンゴルでの今エコツアー最後の夜。
また来年も参加したいです。
ネットワーク部