第14回NGO 合同研究&活動報告会を開催しました。
6月14日に、第14回NGO 合同研究&活動報告会を開催しました。
【プログラム】
1.開会挨拶
2.各団体報告(以下参照)&質疑応答
3.意見交換
4.閉会挨拶
【開催概要】
日時: 2015年6月14日(日) 15時~16時半
場所:SOOO dramatic!台東区下谷1-11-15 ソレイユ入谷1階
【発表団体】
『特定非営利活動法人GNC Japan』
活動地:モンゴル国・日本国
E-mail: kyouzongnc@gmail.com http://www.kyouzon-gnc.com
発表者:小川安里氏(事務局)
テーマ: 今年5月にモンゴル国に渡航して、植林を実施してきた報告をいたします。
GNC Japan がモンゴル国セレンゲ県トジーンナルス(果てしないアカマツ林)に植林を始めてから、 今年で11 年目となりました。1980 年代~1990 年代の大規模な山火事により、被害に遭った32,000ha(森林全体の70%)跡地に、26ha、70,000本の植林をしてきました、今年までに、526haの土地に、142万本の植林をしました。
モンゴル国中央県の植林では、ボルノールは2012年の山火事跡地に2000本、ジャルガラントでは違法伐採地に3500本と、それぞれ1ha前後植林しました。ジャルガラント村は、昨年の植林から1年が経ちました。今年、地元の住民の皆さんが、自分たちで4000本の木を違法伐採地に植えてくれていました、自主的に環境活動に取り組むきっかけをGNCがお手伝いできたのではないかと、嬉しく思いました。
【発表団体】
『一般社団法人地球緑化クラブ』
活動地:中国内モンゴル自治区クブチ沙漠・日本国三宅島
http://www.ryokukaclub.com
発表者:原 鋭次郎氏(地球緑化クラブ 代表理事)
テーマ:砂漠地帯における産業の実現化に向けて
はじめに:団体設立当初から植林を中心とした砂漠緑化事業を行ってまいりました。同時に、砂漠緑化には新たな産業を絡めた村おこしも必要であると考え、あらゆる実験も行ってまいりました。
クブチ砂漠と旗下営での緑化事業が概ね終了したのを機に、新たな取り組みをスタートしようと考えております。各地の事業報告と共に、村おこしを兼ねた新たな活動に向けての考え、中国と国内での緑化活動の報告と共に新たな事業に向けた内容を発表いたします。
「モンゴルでの新規緑化事業 生態混交造成プロジェクト~セレンゲ県マンダラ蘇木トングリ村~」について
中国人モンゴル族スタッフ2名による現地視察
・トングリ村のコミニュティーグループから支援要請「村の近郊にある山々の木々は違法伐採により、山がはげ山化した、かつての生態系豊かな森を取り戻したい」 表土が流出または風食する前に緑化が必要、土地250haを無償で借り保護を開始、保護は出来ても回復させることが出来ない。
2015年5月に行った植林活動、はげ山を生態混交林にするため複数種の苗木を植栽(予定)
・高木:カラマツ、シベリアマツ ・低木:ニンティアオ、エゾウワズミザクラ(予定)・自然繁殖:シラカバ、他
トングリ村での今後の活動予定について
・自立化した化した活動
・貧困対策について
林業の縮小(違法伐採禁止)による貧困化、苗木の生産拠点としての村おこし、緑化技術とセットで販売、美化植物も生産
『ウィルライフ株式会社 増田様へモンゴル国セレンゲ県とGNC Mongoliaからの感謝状をGNC Japan代表からお渡しいたしました』
私たちGNCメンバーだけでなく、主にモンゴル国で活動している「板橋モンゴル孤児支援の会」のメンバーにお集まりいただき、充実した報告会となりました。
参加していただいた皆様、ありがとうございました。
ネットワーク部