2018年GNCモンゴルエコツアー報告
2018年GNC モンゴルエコツアー(9月14日~9 月16日)報告
1 バヤンチャンドマン村 GNC苗畑視察
【日時】
2018年9月14日11:00~
【場所】
トゥブ(中央)県バヤンチャンドマン村
【スタッフ】
高橋京子(GNC Japan 事務局長)
バスカ(GNC Mongolia 事務局長 男性)
オグナー(GNC Mongolia 森林・農場・苗畑担当 男性)
サラ(GNC Mongolia 森林・農場・苗畑担当 女性)
1)苗畑づくり
11時にバヤンチャンドマン村にあるGNC Mongoliaの苗畑に到着し、スタッフのオグナーさん、サラさんが成果を説明してくれ、全体を視察する。今年5月に植えたアカマツの苗木は残念ながら成長していない。種が良くなかったようだ。昨年植えた苗は順調で、来年の5月に植林することができる。
また今年5月に本施設で育てたハリス1000本とシャルホワス1000本をボルノール市の80周年イベントで市役所、学校、病院、幼稚園、市民ホールに植え、市民の皆さんに喜んでもらえた。
2017年5月に植えられたアカマツの苗
2 セレンゲ県 植林地視察
【日時】
2018年9月15日
12:00~(植林地:2015年春)
12:35~(植林地:2014年春)
13:00~(植林地:2018年春)
15:00~(植林地:2016年春)
15:30~(植林地:2017年春)
16:30~(植林地:2008年春)
16:50~(植林地:2011年春)
17:15~(植林地:2007年春)
2018年9月16日
10:00~(植林地:2006年春)
11:15~(植林地:2012年春)
13:30~(植林地:2004年春)
16:00~(植林地:2010年春)
17:00~(植林地:2004年秋)
【場所】
セレンゲ県トジンナルス他
【スタッフ】
高橋京子(GNC Japan 事務局長)
バスカ(GNC Mongolia 事務局長 男性)
オグナー(GNC Mongolia 森林・農場・苗畑担当 男性)
サラ(GNC Mongolia 森林・農場・苗畑担当 女性)
【参加者】
ジャムスレン(元・森林・動物センター長 男性)
- 森づくり・2015年、2014年植林地活着率はいずれも50%。整列して成長している。もう1mになるマツもあった。今年の伸びは良く、元気なマツも多く、今後の成長が期待できる。・2018年植林地活着率は90%で4ヶ月目とは思えないほど成長している。30cmを超える苗もあった。今年の雨が多かったためだ。地面に大きく溝を掘り、一番太陽が当たらない端の部分に苗木を植えている。日光の当たり過ぎを防ぎ乾燥を避けるためだ。大きな溝には雨が溜まり、乾燥を防げるようになっている。・2016年植林地活着率は75%、50cmを超えるマツもあり、順調に成長している。自然にマツが新しく生えて、花も咲いている。
・2017年植林地
活着率90%。植林した昨年は雨が少なく生育が心配されたが、今年の伸びは非常に良く、元気なマツも多い。
・2008年、2011年植林地
火事の跡地だが、復活し、成長している。4メートルを超えるマツもあった。密度もあり、遠目からでも森になっていることが分かる。
・2007年植林地
活着率は70%。去年と比べても成長が大きい。4.5メートルを超えるマツもあり、しっかりとした森になっていた。
・2006年植林地
活着率70%。5メートルを超えるマツもあり、整列して成長するマツからは迫力を感じることができる。密度もあり安定した森になっている。
・2012年植林地
活着率は50%。3メートルになるマツもあり、成長が期待できる。下草から顔を出し、まだ低くても存在感を出しているマツもたくさんある。遠くから見ても、小さい森があると分かる。
・2004年春植林地
活着は80%。5.6メートルになるマツもあり、計測も難しいほど成長している。安定した立派な森で、ここから新しい森が広がる可能性も感じられる。
・2010年植林地
活着率60%。青々としたマツがきれいに整列して育っており、遠くから見ても植林の成果が分かる。
・2004年秋万博(2005年愛・地球博のプレイベントの際の植林地)
活着率20%。家畜に食べられている木もある。
植林時の様子(2018年5月)
苗を溝の端に寄せて植え、乾燥を防ぐ
2017年植林地
2018年植林地
2004年植林地
2006年植林地
2007年植林地
2008年植林地
2010年植林地
2012年植林地
2014年植林地
2016年植林地
事務局