2001年度研究報告会

第2回NGO合同研究&活動報告会

今年度は、「NGO・NPOは経済的豊かさをもたらせるか」というテーマで基調報告を致しました。
今回の報告は、GNCの活動の位置づけについて今考えていることを、率直に言葉にして皆様の前にそのまま投げかけてみるという試みでした。
予想通り、様々な反応がありました。わかりにくい、難しいという反応もありました。ただ、わかりにくい、難しいとおっしゃった方々が、その後の懇親会の席でもその点について執拗に質問し、議論し、相互理解につとめようとして下さったこと、これはとてもうれしいことでした。
簡単には分かり合えなくとも、相互理解をするために前向きな姿勢で意見交換をし、今後の活動につなげてゆくことが、このような会を開くことの最大の意義だと思うからです。
今後も臆せず率直な言葉を発し続けていこう、それがきっと何か前向きな方向につながるのだから、あらためてそのような思いを深めました。
(GNC代表宮木いっぺい)

『NPO・NGOは経済的豊さをもたらせるか』

◆日時: 2002年2月2日(土)18:00~21:00
◆会 場: 東京ボランティア市民活動センターB会議室
◆参加団体・個人
・西 敬史氏(緑化支援団体 青樹会 事務局)
・モンゴル青少年NGO「TNTgroup」
・日韓アジア基金
・GNC(Global Network for Coexistence)
・ 内モンゴル沙漠化防止植林の会
◆主催:GNC(Global Network for Coexistence)/ 内モンゴル沙漠化防止植林の会

プログラム司会進行:増田尚子(内モンゴル沙漠化防止植林の会)

  1. 開会挨拶 18:00~18:05
  2. 参加者自己紹介 18:05~18:30
  3. 基調講演 18:30~19:10
    「NPO・NGOは経済的豊さをもたらせるか」~シリコンバレーとモンゴルを事例にして~
    講演 宮木 いっぺい(GNC代表) レジュメ参照
  4. 意見交換 19:10~20:55
  5. 閉会挨拶 20:55~21:00

閉会後懇親会

参加団体プロフィール

西 敬史 氏(緑化支援団体 青樹会 事務局)
〒156-0043 世田谷区松原3-17-2 TEL/FAX 03-3321-2660
http://www5a.biglobe.ne.jp/~aojyukai/

緑化支援団体 青樹会の事務局をなさっている方です。青樹会さんは、中国内蒙古沙丘・草原緑化研究会を支援する旅行参加者を主体とした団体で、内モンゴル自治区赤峰市翁牛特旗烏蘭敖都で活動を続けておられます。

モンゴル青少年NGO「TNTgroup」
代表 Batbayar Nasanbilig(ナスカ)日本在中 E-mail:naska89@hotmail.com
モンゴル国TEL&FAX:00971-1-1-312609  E-mail: tntgroup@mongolnet.mn
(モンゴル語、英語、ロシア語―OK)

若者たちの潜在的なパワーを十分に発揮させモンゴル独自の独特なかつ新たな社会開発と自立を探し求めることと共に外国のNGO団体と協力し地域開発、環境保護、平和作りに携わりそれがモンゴルの発展と繁栄に貢献となることを目的とし、国の為に想像力と能力を活かし自立した自発的な事業を展開させて行こうと”TNT group”を設立致しました。植林、子供や困っている人々の支援、スタディ―ツア―、情報提供、プロジェクト企画、様々な企業や団体に対する呼びかけ、教育環境の改善に向けての諸事業、テレビやラジオ番組、様々なコンテスト等など若者に出来るものは全て試みていきたい。

JAPAN KOREA ASIA FUND 日本本部
代表 車 知也、 林 香苗、 禹  守根(ウ スグン)
連絡先 113-0021 東京都文京区本駒込2‐12‐13 財団法人 アジア文化会館(ABK)
TEL:03-3946-4121 FAX:03‐3946‐7599
E‐MAIL: kuruma@mvb.biglobe.ne.jp (車), dh985405@mita.cc.keio.ac.jp (禹)
今回参加者 車知也(東京大学農学部3年)・林香苗(早稲田大学人文社会学部3年)
http://www.iloveasiafund.com/

日韓アジア基金は2001年4月、「日韓の歴史の壁を越える・21世紀を担うアジアの若者を支援する」という大きな2つの目標を掲げて発足しました。21世紀はアジアの世紀です。アジアのリーダー的存在である日本と韓国は不毛な消耗戦を繰り広げるのではなく、共に協力して他のアジアの恵まれない国々に対して手を差し伸べようではありませんか!当基金はそんな思いを共有する日韓両国の若者により創立された基金です。

GNC(Global Network for Coexistence)
代表 宮木いっぺい
〒164-0011 中野区中央3-22-17ゆうゆうハウス101 TEL&FAX 03-3371-0550
E-mail im01-gnc@kt.rim.or.jp  http://www.kt.rim.or.jp/~im01-gnc

米国での同時多発テロ、アフガン爆撃などをきっかけに、今、世界が抱えこんだ危機的状況がはっきりと浮かび上がってきました。1995年、私達は3つの『共存』:①国、民族など人類相互の共存②自然(環境)と人間との共存③過去、現在、未来の共存が実現する世界をめざし、人々が国境を超え問題解決のために共に行動を起こし、ネットワークを広げていく事がその実現の大きな原動力となると考えGNCを創設しました。現在、モンゴル国の仲間と共にモデル農場作り、植林など様々な活動を続けています。

内モンゴル沙漠化防止植林の会
代表 B.セルゲレン
〒112-0011 文京区千石3-8-2-401 TEL/FAX 03-3945-2458
代表メール shokurin@md.neweb.ne.jp  
http://www2.neweb.ne.jp/wd/sergelen/desert.html

内モンゴル沙漠化防止植林の会は中国内モンゴル・ホルチン沙漠において、牧草地・農地の沙漠化防止を目的とした活動に取り組んでいます。実施に当たっては、現地住民の環境意識の昂揚と生活文化の相互理解を深めるため、日本側の植林協力隊と地元牧民や学生たちの交流にも重点を置いた活動を行っています。
昨年からは今までのバッフル・ソムでの活動に加え、ゴルバンファ・ソムでの学校自立支援プロジェクトを開始しました。また、奈曼旗蒙古族中学へ