第16回 NGO合同研究&活動報告会を開催しました
第16回 NGO合同研究&活動報告会
【開催日時】
2017年 6月11日(日)15:00~17:00
【プログラム】
1.開会挨拶
2.各団体報告(以下参照)&質疑応答
3.意見交換
4.閉会挨拶
【発表団体】
『特定非営利活動法人GNC Japan』
活動地:モンゴル国・日本国
E-mail: kyouzongnc@gmail.com http://www.kyouzon-gnc.com
発表者:小川安里氏(事務局)
テーマ: 2017年活動報告
GNC Japan がモンゴル国セレンゲ県トジーンナルス(果てしないアカマツ林)に植林を始めてから、 今年で13年目となりました。1980 年代~1990 年代の大規模な山火事により、被害に遭った32,000ha(森林全体の70%)跡地に、20ha、50,000本の植林を実施しました。2016年までに、546haの土地に、147万本の植林をしました。
2017年度は、昨年に引き続き現地のモンゴル人スタッフが植林に関する手配全てを行いました。現地スタッフの体調不良等が重なり、昨年以上に大変ではありましたが、植林そのものは無事終了しました。来年も同様の方法がとれるのか、また他にどのような手段が取れるのか、9月のスタディツアーでの話し合いが重要だと考えています。
【発表団体】
『一般社団法人地球緑化クラブ』
活動地:中国モンゴル自治区モウス砂漠、モンゴル国セレンゲ県
発表者:原 鋭次郎氏(地球緑化クラブ 代表理事)
テーマ:「モンゴルでの新規緑化事業 生態混交造成プロジェクト~セレンゲ県マンダラ蘇木トングリ村~」について
<トングリ村にて活動を始めた経緯>
・中国人モンゴル族スタッフ2名による現地視察
・トングリ村のコミニュティーグループ「イエテン」から支援要請「村の近郊にある山々の木々は違法伐採により、山がはげ山化した、かつての生態系豊かな森を取り戻したい」 表土が流出または風食する前に緑化が必要、土地250haを無償で借り保護を開始、保護は出来ても回復させることが出来ない。
・2015年5月に植林活動、はげ山を生態混交林にするため複数種の苗木を植栽
<2016年から2017年に行った植林活動>
・高木:カラマツ、シベリアマツ
・低木:ニンティアオ、エゾウワズミザクラ
・育苗:カラマツ、シベリアマツ、ニンティアオ、エゾウワズミザクラ
<2017年春以降の予定>
・高木:カラマツ、シベリアマツ
・低木:ニンティアオ、エゾウワズミザクラ
・自然繁殖:シラカバ、他
<育苗事業>
・高木類のポット苗及び実生からの育苗
・低木類の播種、育苗
<小学校での環境教育>
・GNCの矢野さんから頂いた絵本を活用
・トングリ村の将来を描いてもらう
・協力企業に選考してもらい、3名にカバンなどの賞をあげる
[中国モンゴル自治区モウス砂漠での活動開始]
・これまでに活動していたクブチ砂漠に最も近い砂漠
・人為的に砂漠化した地域
・新たに臭柏(シュウハク)を用いた生態混交林の造成
[乾物ドライカレーパンプロジェクト]
・料理研究家が中心となりスタート
・今年から6月第1土曜日は「乾物カレーの日」
・売り上げの一部を砂漠緑化活動に活用
・乾物ドライカレーパン以外に乾物カレーも対象
参加していただいた皆様、ありがとうございました。
広報・イベント部