2023年度 GNC Japanからのメッセージ

モンゴル国セレンゲ県トジーンナルス(「果てしなく続くアカマツ林」という意味)を中心とした、森林火災被災地再生事業は2004年から2022年にわたり約653ha、1,731,275本の植林をすることができました。

戦争の痛ましいニュースが流れ、世界中の人々が不安な毎日を送っています。
GNCでは2001年に『木を植えた男』というアニメのモンゴル語版を作成しました。

そこには私たちの願い、基本の姿勢があますところなく描かれています。

ストーリーは、人々が醜い争いの末、立ち去っていった荒れ果てた土地に、ある男が1人黙々と種を蒔き続け、やがて森林が蘇り、人々の幸せが戻るというものです。

人間のシンプルですが強い想いと行動が世界を変える姿が、『木を植えた男』には描かれています。
木を植えるというシンプルな行動から、『共存』の考え方が世界に広がると私たちは信じています。
毎年行ってきた植林を今年も継続する、できることを、着実に実行していくことは、このような時代に極めて大切なことではないかと思います。

植林した苗は一年一年、着実に成長を続けてくれています。
大地に感謝し、平和への願いを込めながら心を込めて植林活動を行って参ります。

今後とも、活動へのご支援どうぞよろしくお願いいたします。

 

特定非営利活動法人 GNC Japan

事務局長 小川 幸造

2022年度 GNC Japanからのメッセージ