特定非営利活動法人 GNC Japan

1999年度 代表所感

宮木いっぺい

99年度はじめに『大丈夫。元気を出していこう!』

先日ある友人から手紙をもらいました。
『結果が全て。金が全て。利益のためには手段を選ぶな。』
このように会社の上司に言われ落ち込んでしまった彼女の手紙には、次のように書いてありました。
『最近、何のために働いているのかわからない。
評価してもらえないことに不満を持っているのではなくて、人とのコミュニケーションの積み重ねの中で何かを達成することを、会社以外のところでできないかなと思っています。』
NGO・NPO活動は今、冬の時代です。
世間では必要性が声高に叫ばれていますが、実際に動ける人は少ないのです。不況、リストラなどで、自分の生活で手いっぱいというのが現実です。
もちろんそういう意味では僕もきついのですが、不思議とただの一度もやめようと思ったことはありません。それは、大袈裟に言えば時代がそれを必要としはじめていると直感しているからです。
今や地球の有限性は皆が理解するところとなりました。けれども世界を見渡すと相変らず、政治的にはあちこちで取り分争い、
経済的には右肩あがりの成長だけを目指している国だらけです。どんな場にもその場の中での正義(メジャーな価値観)があります。
手段を選ばず利益を追求しろ!
これも場所によっては正義になります。
ただそれはあくまでもその場所において、です。僕はその場所で頑張っている人を簡単に批判したりする気もありませんし、出来るわけもありません。立派だとさえ思います。
けれども、もっとグローバルな場、長い文明史的なタイムスパンで考えてみると、時代は確実に今までとは違う歴史段階に入りはじめています。
NGO・NPOは、それに対応する1つの試みだと僕は思っています。もちろん、NGO・NPOが万能だとはこれっぽっちも思っていません。
国家(の論理)が駄目だとか、企業(の論理)が駄目だというつもりもこれっぽっちもありません。
それらは今後も必要であり続けると思います。
ただ、NGO・NPOが、大きな時代の変化に対応し、新しい時代の流れを加速する、何らかのスターターになると確信しているのです(共存への流れ!)。
活動には決められたことというのは現段階ではあんまりなくて、模索、実験の連続という感じです。
お金もないし、皆、仕事を持っているので時間もなかなか割けません。(それは仕方のないこと。)
少ない時間と少ないお金と少ない人員でいい仕事をするには、工夫が必要です。そんな工夫も、大変ですが結構楽しいのです(アイディア勝負!)。
みなさん、一緒にやってみませんか?
最後に、友人へ、そして自分自身へ、大声で、
『大丈夫。元気を出していこう!』

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