ウランバートル市立 青少年育成特別教育センターにて文具の寄付

<ウランバートル市立 青少年育成特別教育センターにて文具の寄付>
【日時】
2019年10月21日17:00~
【場所】
ウランバートル市立 青少年育成特別教育センター(1991年設立)
【スタッフ】
高橋京子(GNC Japan 事務局長)
バスカ(GNC Mongolia 事務局長 男性)

1)施設についての説明
17時に施設に到着する。今年も施設を訪問できるのを楽しみにしていた。
前校長のラムスレン先生が異動になり、新しい校長先生が赴任され、初の訪問となる。
早速校長室に案内して頂いた。新しい校長先生のお名前はB.バトオルシフ先生で、以前より児童福祉関係のお仕事をされていたとのこと。来日された経験もある。
温和な印象を受けるが、教育に熱い情熱をお持ちの先生だ。私達の話も熱心に聞いてくださった。
B.バトオルシフ先生より、現在の施設の状況についての説明を受けた。毎年ウランバートルの最も貧しい子どもたちを区ごとに調べて受け入れている。
国からは決まった物資しか寄付されず、不足している物も多い。また、支援してくれる各国のNPOも減ってきている。「皆さんの温かいお気持ちは大変嬉しく、感謝しております。モンゴルから見ると日本には必要なものがたくさんあり、学ぶこともたくさんある。このご縁に感謝し、日本とモンゴルのつながりを大切にしたいです」とのこと。
夏に行われる特別学習についてのお話を聞いた。ウランバートルから北西に70kmの場所に施設があり、生徒の皆さんが自然の中で合宿することができる。(もともと遊牧民族であるモンゴル人は夏の間、街を離れて自然の中で酪農や農業を行いながら過ごす人が多い。)そこでは自然と関わり合いながら、生きる上での大切なことを学べるようだ。
学校の方針として、この施設で環境教育にも力を入れていきたいとのこと。近年、地球全体で環境破壊が進んでいるが、モンゴルでも川がなくなったり、森林面積が減少するなど、身近でも環境が破壊されていることを実際に感じる。自然の大切さを皆で学び、豊かな自然を取り戻す意識を持って環境教育に取り組みたいとのこと。
普段の生活では、生徒の皆さんは勉強、スポーツ、音楽、美術などの活動を頑張っている。陸上や格闘技の世界大会で入賞する生徒さんも数名いて、オリンピックに出場を目標にして頑張っている。

2)文具の受け渡し
生徒の皆さんが玄関ホールに集まってくれた。GNCから皆さんに挨拶をした。
昨年も施設にいた生徒さん達は皆、私達のことを覚えていて、楽しみに待っていてくれた。昨年同様、事前に必要な文具の種類を確認し、頂いた寄付金でウランバートル市内の文具用品店で購入した。ノートは生徒の年齢によって種類が違うので(罫線の数や様式など)店員の方に確認して慎重に選んだ。
配布された文具を見て、生徒の皆さんは嬉しそうに目を輝かせていた。たくさんの文具を見て驚く生徒さんや、受け取った文具を手に取りじっと見つめる生徒さんも。
皆、勉強への意欲を見せてくれた。ティエラコムの日本の生徒さん達の気持ちを受け取り、有意義に文具を活用してほしいと願う。
校長先生からは、「今年もたくさんの文具を寄付して頂き、大変感謝しています。いつの日か生徒を連れて日本を訪問し、皆さんに感謝の気持ちを伝えることができたらと思っています。ティエラコムの皆様と、GNCの皆様のご健勝をお祈りしています。」との言葉を頂いた。
後日、生徒の皆さんより、文具を寄付して頂いたティエラコムの皆さん宛のメッセージカードをたくさん頂いた。文字や絵がかける年齢の生徒さんが一人一人心を込めて、感謝の気持ちを丁寧に書いてくれた。カラフルな絵が描かれたり、かわいらしいシールが貼られたり、開くと飛び出る仕掛けがあるカードもある。どれも凝った作りになっていて、眺めているだけで楽しい気分になる。ティエラコムの皆さんから毎年たくさんの寄付を頂き、さらに心の距離が縮まったように感じる。ティエラコムの皆さんに、感謝の気持ちが届きますように、と願った。

 新しく赴任されたB.バトオルシフ校長先生、文具の受け渡し

 

 

段ボールにいっぱいの文具

 

 

 

たくさんの文具ありがとうございます!!

お礼のメッセージカード

心を込めて書きました

  どうもありがとうございます!!